平成28年3月法学部発行紹介冊子および令和2年4月法学部発行紹介冊子からの抜粋ですが、その後本人の許諾を得て内容等を一部変更している場合があります。

京大法学部で過ごす4年間

脇山 美春さん

山形県立鶴岡南高校出身

2015年3月に京都大学法学部を卒業。
2017年3月に京都大学法科大学院修了。

京大の自由な校風の中で
刺激に満ちた毎日を

弁護士になりたくて法学部を志望し、自由な校風にあこがれて京大に入学しました。

現在は、労働法を専門とする弁護士になるべく法科大学院で勉強しています。京大では誰もが何かしらに精通しており、刺激を受ける環境があります。また、法学部は時間の縛りが強くありません。

大学卒業後の進路まで、高校生のうちに固めておく必要はないでしょう。自分が大事にしたいものを持っておくこと、あるいはそれを見つけようとしていくことをおすすめします。今はまだイメージが持てなくても、京大の自由な空気の中で色々な体験をすることで、おのずと見つかると思います。ぜひ京大法学部で楽しく充実した学生生活を送ってください!

1回生 幅広い関心を持ち 視野を拡げる

学び教養科目で知った理系の魅力

いろいろな教養科目を勉強しました。理系科目にも興味を持ち、とくに味覚と嗜好の科学についての講義が印象に残っています。人間の脳と味覚との関係を学ぶことができ、とても面白かったです。

交流サークルでの演劇活動

喜劇を中心とするサークルに所属。大学では演劇をしたいとずっと考えていました。舞台の上でも外でも先輩方にいろいろ教えられ ながら「面白く」なろうと努力していました。

交流オーストラリアへの短期留学

全学のプログラムで3週間の短期留学へ。平日は学校で英語を学び、夜や休日はホームステイ先のホストファミリーと交流したり友達と現地の観光スポットに行ったりしました。

2回生 「やりたかったこと」 を掘り下げる

学びいよいよ法律の勉強がスタート

本格的な法律科目が受講可能に。ロースクール進学を見据えた勉強が必要でしたので、積み重ねを大事にしました。何度も教科書を読み返して、少しずつ知識を増やし、考え方の幅を拡げていくのが楽しかったです。

交流勉強とサークルを両立し、充実の日々

1日2、3コマの授業に出席し、18時まではその日の復習や翌日の予習に取り組み、その後に演劇の稽古へ。大変でしたが非常に充実した毎日で、一番印象に残っている1年です。

交流サークルの公演で脚本・演出に挑戦

京都大学の学園祭公演で脚本・演出に挑戦。どうしたら役者が自分に「ついていきたい」と思ってくれるのか、役者のよさを引き出すにはどうしたらいいのかを真剣に考えました。リーダーはどう振舞うべきか、自分なりの答えを見つけるきっかけになりました。

3・4回生 労働問題を扱う 弁護士を目指して

学び法律問題を議論することのむずかしさ

ゼミは毎回活発な発言が求められたり、本格的なディベートを行ったりするなどハードなものでした。また勉強会では、自分の考え方を説明し説得することのむずかしさを実感。一方で、議論を受け入れてもらえた時の喜びも知りました。

交流NPOに参加、労働問題の現実を知る

生活保護や労働関係について助けを必要としている人々のお手伝いをするNPOに1年間参加しました。将来、労働問題に一生懸命取り組む弁護士になりたいという気持ちが強くなり、とても良い経験になりました。

交流法科大学院への進学に向けて

4回生になってからは、友達4人で勉強会を組み、法科大学院入試に向けて週1で問題演習などに取り組みました。みんなができているのに私だけできないことがあったりと、悔しい思いも。でも何より、一緒に頑張る人がいたことで受験勉強を乗り越えることができました。

学びゼミで「法的思考」を深く学ぶ

山本敬三先生(民法)のゼミに参加。法律問題を解決するための思考の道筋や、物事を厳密に考えることの大切さを学びました。ここで鍛えられたことにより、ロースクールの授業にも恐怖心を感じることなく臨むことができています。