一般入試・特色入試
法学部が望む学生像
21世紀に入り、世界も日本も大きな転換期を迎えており、それに伴い様々な問題が生じています。こうした状況に対応して、世界の中での国家や社会のあり方を考え、これからの豊かな人間社会を構築していくためには、人間・社会・歴史に対する深い洞察力を基礎として、法律と政治の仕組みに関する専門的な知識を備え、社会全体を視野に入れながらそれらを組み合わせる構想力を有し、国家・社会についての制度設計や組織運営に指導的にかかわっていくことのできる人材の育成が不可欠となります。また、地球規模での交流が活発となっている今日、文化の多様性を尊重し、グローバルな視点のもとで法と政治、経済、社会の問題を捉え、人々の協調する平和な社会の実現に貢献できる国際感覚あふれた教養人が求められています。法学部は、こうした能力を備えた人材を育成するために、法学・政治学の基礎的・原理的知識を提供するとともに、国際感覚を養い、現代社会にふさわしい総合的な知見を修得させることを、教育目標としています。このような目標のもと、法学部では、世界・国家・社会の様々な問題に対する強い関心を持ち、多方面にわたる学力、とりわけ社会科学に関する基礎的な学力を備え、論理的思考力にすぐれた学生を求めています。本学部の卒業生は、裁判官、弁護士、検事、研究者、国家・地方公務員、国際機関職員として、また、金融機関、商社、マスコミ関係など、多方面で活躍しています。法科大学院(いわゆるロースクール)制度の発足後は、法学部を卒業し、法科大学院を経て法曹界で活躍する人が多数出ています。
第3年次編入学
教育目標と学生受入方針
法学部は、互いの文化を尊重し、グローバルな視点のもとで法と政治・経済・社会の問題を捉え、人々の協調する平和な社会の実現に貢献できる、国際感覚あふれた人材を育成することを教育目標としている。このような目標のもと、法学部では、世界や国家・社会の様々な問題に対する強い関心を持ち、多方面にわたる学力、とりわけ社会科学に関する基礎的な学力を備え、論理的思考力に優れた学生を求めている。
外国学校出身者
趣旨
わが国の経済・文化等各般にわたる国際的活動の拡大に伴い、海外に在留する日本人の数が飛躍的に増大した結果、 18歳未満で現地の正規の学校や国際学校に通学する者も、多くを数えるに至っている。 外国の正規の教育制度に基づく学校教育や、わが国が参加している国際バカロレアのカリキュラムに基づく国際学校における教育は、わが国における学校教育とは異なっている。 しかしながら、いずれも日本国内の教育制度だけでは修得し得ない種々の教養・知識を培うことでそれぞれにすぐれた人材を育成しており、 そのような教育の成果はわが国においても評価されるべきものと考えられる。 こうした状況では、大学教育の国際化をはかることが必要であるが、そのためには、諸外国で多様な価値観に接しそれぞれに歴史と伝統を有する社会で教育を受けた者も、 わが国の大学に入学させ、一般の学生に対して多様な文化的接触の機会を与え、その上で内外で起こる具体的な法律・政治問題に即した教育の充実をはかることが肝要であろう。 このような判断の下に世界的な次元で開かれた大学としての在り方を考えるとき、世界の各国でわが国と異なる文化と接触しつつ教育を受けた者に対しては、 国籍による制限なく、一般の入学者選抜方法とは別の方法で選考を行い、グローバルな視点で法と政治、経済及び社会の問題を捉え、 人々の協調する平和な社会の実現のために国際的に活躍しうる有為の人材の教育をはかることが適当と考えられる。 よって、本学部では、下記のとおり、外国学校出身者のための入学者選考を実施する。