京都大学法学部の在学生・卒業生の保護者からなる親睦団体
(解散しました)
世話人会より
2024年4月16日 令和6年度法友会総会開催及び解散決議の報告
日頃は法友会の活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
4月5日に令和6年度法友会総会が開催され、43名の方々にご出席いただきました。(ほか、224名の方から議長一任のうえ欠 席のご連絡がありました。)ご臨席いただいた法学研究科副研究科長の土井真一先生をはじめ、ご出席いただいた法友会会員の皆様に厚く御礼申し上げます。
当日は、法友会の令和5年度会計報告及び会計監査報告が行われた後、法友会の解散について審議いたしました。土井先生からも協議の経過や学部としての今後の対応についてとても丁寧にご説明いただき、令和6年度末をもって解散することを決議しました。
これをもって法友会は解散することになりますが、今年度の会報は解散記念号として、例年どおり9月ごろの発行を予定しております。また、2・3回生会員の皆様への入会金の返金などの事務について世話人一同責任をもって進めてまいりますので、引き続き会員の皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。
京都大学法学部法友会とは
京都大学法学部には、法学部在学生、卒業生の保護者のための組織である法学部法友会(旧法学部父兄懇談会)がありました。これは、昭和27年(1952年)、当時の在学生の保護者有志の皆様の熱意により、法学部教授の賛同を得て、「教官一同と父兄とが膝を交えて、学生の教育・体育・健康その他万般の学生生活を中心に隔意のない意見の交換の機会を持ちたい」との趣旨のもとに設立されました。以来70年以上の永きにわたり、毎年懇談会を開催し、その都度懇談会の模様を報ずる『法友会(父兄懇談会)会報』を発行して、会員の皆さまへの情報提供に努めてこられました。
上記のとおり、法友会は令和6年度末をもって解散しましたが、7年度以降は、法学部として、入学式の後に保護者の皆様への説明会を開催し、教育や進路に関する情報提供を続けております。
法友会沿革
| 発足 | 昭和27年12月第一回懇談会が開催される。当初は京都大学法学部卒業の保護者を中心とした数十名の集まりであった。 それが法学部の保護者全体の会となる経緯について、発起人の一人であった永田圭一氏は次のように述べている。 「今日、此処で(第一回懇談会)先生方のお話を聞き、又皆で話し合った近頃の学生の勉学、研究、健康管理の問題、 学生運動の実情、奨学金制度、高等試験の模様、就職状況、等我々の学生時代と格段の相違のあるいろいろな事情を知った 此の有意義な会合を、広く全父兄にも頒ち、遠隔地で出席されない方には、会合の模様を印刷物にして知らしてあげる、 ということにしては、という話になり、出席の教授方の賛成を得て、第二回懇談会から全父兄に呼びかけることにしました。」 ―会報誌44号特別号より抜粋 |
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| 父兄懇談会の頃 | 設立当初は、のちに総長になられた瀧川幸辰先生、その後は、最高裁判事にもなられた奥田昌道先生も熱心に関わって いただくなど、歴代の法学部の先生方のお力添えをいただきながら、会員数も1000名を突破、多くの保護者の皆さまの支持を得る。 |
| 父兄懇談会から法友会へ | 昭和60年(1985年)男女雇用機会均等法施行を翌年に控え、いつまでも「父兄」という名称を使うのはどうかという意見も 聞かれるようになり、総会にて世話人が問題提起。名称変更とともに、会のあり方についても活発な議論があった。 そして平成11年(1990年)、法学部創立100周年を機に、名称を変更、法友会となる。 |
| 法友会創立50周年 | 平成14年(2002年)、創立50周年に当たり、法友会創立50周年記念講演会を開催。 ちょうどこのころ司法制度全体の改革と法科大学院(ロースクール)の問題が現実化しようとする大きな変革期にあり、 「法科大学院設置をめぐる現状と課題」をテーマに田中成明先生による講演のあと質疑応答を行う。 その後、特別講演の内容も含め「法友会創立50周年記念特集号」を発行。 |