教授

山本 敬三

YAMAMOTO, Keizo

LAST UPDATE : 2018.06.27

主要研究テーマ

この数年来の研究テーマは「法体系における私法の役割」であり、憲法をベースとした法体系の構造把握を手がかりとして、公法と私法の関係、ならびに契約法と不法行為法の再構成を試みている。そのような検討から得られた契約規制に関する知見をもとにして、民法および消費者契約法の改正を素材とした具体的な検討を進め、現在、その成果を一連の書物にまとめる作業を開始しているほか、民法の改正を踏まえた民法総則および契約法に関する教科書の改訂にも着手している。さらに、改正法をドイツ語に翻訳してドイツで公表するための共同プロジェクトを組織して作業を進めているほか、日本の不法行為法の基本的な特徴をドイツ語でまとめた概説書をヨーロッパで出版し、日本法の発信にも努めている。

学歴・学位

 
京都大学法学部卒
 
博士(法学)

職歴

 
京都大学法学部助手
 
同助教授
1997年
同教授

主要研究業績

著書

2011年度
  • 山本敬三『民法講義Ⅰ総則〔第3版〕』(有斐閣)(全653頁) 
2012年度
  • 山本敬三〔解旦訳〕『民法講義Ⅰ総則〔第3版〕』(北京大学出版社(中華人民共和国))(全428頁)
2013年度
  • クリスティアン・フォン・バール他編(窪田充見=潮見佳男=中田邦博=松岡久和=山本敬三=吉永一行監訳)『ヨーロッパ私法の原則・定義・モデル準則―共通参照枠草案(DCFR)』(法律文化社、2013年)(全498頁)
2016年度
  • 山本敬三『契約法の現代化Ⅰ-契約規制の現代化』(商事法務、2016年)(全425頁)
2017年度
  • 山本敬三『民法の基礎から学ぶ民法改正』(岩波書店、2017年)(全171頁)
  • Keizo Yamamoto, ” Grundzüge des japanischen Schadenersatzrechts”, 2017, Jan Sramek Verlag (Austry), SS.220

論文

2011年度
  • 山本敬三「債務不履行責任における『帰責事由』」法学セミナー679号(2011年)10~15頁
  • 山本敬三「民法改正と錯誤法の見直し-自律保障型規制とその現代化」法曹時報63巻10号(2011年)1~71頁 
2012年度
  • Keizo Yamamoto, Nullity of Contracts (juristic Acts) due to a Violation of Mandatory Public Law Provisions, in: Moritz Bärz/ Marc Dernauer/ Christopher Heath/ Anja Petersen-Padberg, Business Law in Japan – Cases and Coments, Kluwer Law International, 2012, pp.5-16 Keizo Yamamoto and Tomohiro Yoshimasa, in: Ken Oliphant/ Gerhard Wagner (eds.), Employer’s Liability and Workers’ Compensation, De Gruyter, 2012, pp.333-350 
  • 山本敬三「日本における債務不履行法の変遷と課題-ドイツ法との対比から」松本恒雄先生還暦記念『民事法の現代的課題』(商事法務、2012年)405-421頁 
  • 山本敬三「第三者への事務処理の委託-信託法改正の意義と民法改正の課題」ジュリスト1450号(2013年)52-59頁
  • 山本敬三「消費者契約法の改正と締結過程の規制の見直し-誤認による取消しの現況と課題」平野仁彦=亀本洋=川濱昇編『現代法の変容』(有斐閣、2013年)313-370頁 
2013年度
  • 山本敬三「民法の改正と民法典の体系」田原睦夫先生古稀・最高裁判事退官記念論文集『現代民事法の実務と理論』(金融財政研究会、2013年)1-45頁 
  • 山本敬三「契約の解釈と民法改正の課題」石川正先生古稀記念論文集『経済社会と法の役割』(商事法務、2013年)701-759頁 
  • Keizo Yamamoto, Die Entwicklung des Leistungsstörungsrechts seit 1900 – die japanischen Erfahrungen, Zeitschrift für Japanisches Recht Sonderheft Bd.7, 2013, SS.53-66 
  • 山本敬三「消費者契約法における締結過程の規制に関する現況と立法課題-不実告知・不利益事実の不告知・断定的判断の提供・情報提供義務を中心として」河上正二編著『消費者契約法改正への論点整理』(信山社、2013年)371-398頁 
  • Keizo Yamamoto, Rechtsvergleichende Untersuchung des japanischen und deutschen Leistungsstörungsrechts, Yu-Cheol Shin (Hrsg.), Rezeption europäischer Rechte in Ostasien, Bobmunsa (Korea), 2013, SS.105-120
  • 山本敬三「差別表現・憎悪表現の禁止と民事救済の可能性」国際人権24号(2013年977-80頁 
  • 山本敬三「法律行為通則に関する改正の現況と課題」法律時報86巻1号(2014年)11-21頁  
2014年度
  • 山本敬三「「動機の錯誤」に関する判例の状況と民法改正の方向(上)(下)」NBL1024号(2014年)15~28頁・1025号(2014年)37~46頁 
  • Keizo Yamamoto, Grundfragen des Schadenersatzrechts aus japanischer Sicht, Helmut Koziol(Hrsg.), Grundfragen des Schadenersatzrechts aus rechtsvergleichender Sicht, Jan Sramek Verlag, Wien, 2014, S.575-749
2015年度
  • 山本敬三「民法の改正と意思能力の明文化-その意義と残された課題」水野紀子=窪田充見編『財産管理の理論と実務』(日本加除出版、2015年)23-61頁
  • Keizo Yamamoto, Basic Questions of Tort Law from a Japanese Perspective, Helmut Koziol(ed.), Basic Qeustions of Tort Law from a Comparative Perspective, Jan Sramek Verlag, Wien, 2015, pp515-681
  • Keizo Yamamoto, Rechtsverständnis und Rechtsvergleichung – Die Erfahrungen der Rechtswissenschaft und Rechtspraxis in Japan, Stefan Grundmann/ Jan Thiessen (Hrsg.), Recht und Sozialtheorie – Law in the Context of Disciplines, Mohr Siebeck, Tübingen, 2015, S.85-103
  • 山本敬三「不法行為法における『権利又は法律上保護される利益』の侵害要件の立法的課題」NBL1056号(2015年)17-29頁
  • 山本敬三「『法の継受』の可能性と課題-日本法の経験から」高翔龍ほか編『日本民法学の新たな時代』(有斐閣、2015年)51-75頁
  • 山本敬三「不法行為法における『権利又は法律上保護される利益』の侵害要件の現況と立法的課題」現代不法行為法研究会編『不法行為法の立法的課題〔別冊NBL155号〕』(商事法務、2015年)97-116頁
  • 山本敬三「民法改正と要件事実-危険負担と解除を手がかりとして」自由と正義67巻1号(2016年)33-47頁
  • 山本敬三「売主の『担保責任』に関する日本民法の改正」法学論叢(韓国全南大学校)36巻1号(2016年)199-220頁
2016年度
  • 山本敬三「2016年消費者契約法改正の概要と課題」法律時報88巻12号(2016年)4-15頁
  • 山本敬三「民法の改正と不当利得法の見直し」法学論叢180巻5=6号(2017年)247-340頁
  • 山本敬三「改正民法における『定型約款』の規制とその問題点」消費者法研究3号31-72頁
2017年度
  • 山本敬三「基本権の保護と不法行為法の再構成」先物・証券取引被害研究47号(2017年)2-25頁
  • Keizo Yamamoto, Privatrechtsdogmatik im japanischen Recht – Entwicklung der Diskussion über die Zivilrechtsmethodik in Japan, in: Privatrechtsdogmatik im 21. Jahrhundert, Festschrift für Claus-Wilhelm Canaris zum 80. Geburtstag, De Gruyter, 2017, S.1221-1255
  • 山本敬三「日本における民法解釈方法論の変遷とその特質」民商法雑誌154巻1号(2018年)1-35頁
  • 山本敬三「『動機の錯誤』に関する判例法の理解と改正民法の解釈-保証に関する判例法を手がかりとして」法学論叢182巻1=2=3号(2018年)38-108頁

その他

2010年度
  • 山本敬三「公序違反の判断基準時」松本恒雄=潮見佳男編『判例プラクティス民法Ⅰ総則・物権』(信山社、2010年)71頁 
  • 山本敬三「インタビュー:山本敬三教授に聞く 債権法改正の現在」法学セミナー667号(2010年)18-28頁 
  • 内田貴=大村敦志=角紀代恵=窪田充見=高田裕成=道垣内弘人=中田裕康=水野紀子=山本敬三=吉田克己「座談会(2006年)―第1次案を受けて」中田裕康編『家族法改正―婚姻・親子関係を中心に』(有斐閣、2010年)207-305頁
2012年度
  • 荒木尚志=大内伸哉=土田道夫=中田裕康=山川隆一=山本敬三「座談会『債権法改正と労働法』」土田道夫編債権法改正と雇用・労働契約に関する研究会『債権法改正と労働法』(商事法務、2012年)243-346頁 
2013年度
  • 山本敬三「パトローヌスとしての星野英一先生」内田貴=大村敦志=星野美賀子編『星野英一先生の想い出』(有斐閣、2013年)222-225頁 
  • Keizo Yamamoto, Looking Back on the Accomplischments of Professor Zentaro Kitagawa, Journal of Japanese Law, No.36, 2013, pp.299-303 
  • 山本敬三「北川善太郎先生のご業績を振り返って」北川善太郎先生追悼文集刊行委員会編『北川善太郎先生を偲ぶ』(商事法務、2014年)5-14頁 
2014年度
  • 山本敬三「公序良俗と不法原因給付」千葉恵美子=潮見佳男=片山直也編『Law Practice民法Ⅰ総則・物権編』(商事法務、第2版、2014年)49-55頁 
  • Keizo Yamamoto, Besprechung: Meiko Dillmann, Der Schutz der Privatsphäre gegenüber Medien in Deutschland und Japan, UFITA Archiv für Urheber- und Medienrecht 2014/Ⅱ, 2014, 595-602 
  • 山本敬三「人格権-北方ジャーナル事件」潮見佳男=道垣内弘人編『民法判例百選Ⅰ総則・物権』(有斐閣、第7版、2015年)10-11頁 
  • 山本敬三「公序良俗違反(2)-証券取引における損失保証契約」潮見佳男=道垣内弘人編『民法判例百選Ⅰ総則・物権』(有斐閣、第7版、2015年)28-29頁 
  • 山本敬三「相続放棄と登記」水野紀子=大村敦志編『民法判例百選Ⅲ親族・相続』(有斐閣、第7版、2015年)146-147頁
2015年度
  • 山本敬三「民法(債権関係)の改正に関する要綱と保険実務への影響」生命保険論集191号(2015年)1-56頁
  • 山本敬三「日常家事債務の連帯責任と表見代理」棚村政行=水野紀子=潮見佳男編『Law Practice民法Ⅲ【親族・相続編】』(商事法務、2015年)42-48頁
2016年度
  • 山本敬三「消費者契約法の制定と現代契約法研究会」新堂幸司編集代表『日本法の舞台裏』(商事法務、2016年)150-153頁
  • 山本敬三=新堂明子=米村滋人「鼎談:債権法改正の教え方・学び方」法学教室438号(2017年)6-37頁
2017年度
  • 山本敬三「不法行為法の改正に向けて-検討の必要性と課題」先物・証券取引被害研究47号(2017年)1頁
  • 山本敬三「判例解説:最判昭和61年6月11日」中田裕康=潮見佳男=道垣内弘人編『民法判例百選Ⅰ総則・物権〔第8版〕』(有斐閣、2018年)10-11頁
  • 山本敬三「判例解説:最判平成15年4月18日」中田裕康=潮見佳男=道垣内弘人編『民法判例百選Ⅰ総則・物権〔第8版〕』(有斐閣、2018年)28-29頁
  • 山本敬三「判例解説:最判昭和42年1月20日」水野紀子=大村敦志編『民法判例百選Ⅲ親族・相続〔第8版〕』(有斐閣、2018年)146-147頁
  • 山本敬三「判例解説:最判昭和52年2月22日」潮見佳男=山野目章夫=山本敬三=窪田充見編著『新・判例ハンドブック 債権法Ⅱ』(日本評論社、2018年)46頁
  • 山本敬三「判例解説:最判昭和37年7月20日」潮見佳男=山野目章夫=山本敬三=窪田充見編著『新・判例ハンドブック 債権法Ⅱ』(日本評論社、2018年)47頁

学外での活動

各種学外委員

  • 法制審議会信託法部会委員
  • 産業構造審議会臨時委員
  • 日本私法学会理事
  • 民商法雑誌編集委員
  • Editorial Advisory Bord, Journal of European Tort Law (JETL)
  • Fellow of the European Law Institute (ELI)
  • Member of the International Academiy of comparative law (IACL)
  • Korrespondiertes Mitglied der Österreichischen Akademie der Wissenschaften (ÖAW)

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