教授

中西 康

NAKANISHI, Yasushi

LAST UPDATE : 2018.06.28

主要研究テーマ

最近の研究テーマは第1に,研究開始当初からの長期的なテーマである、外国判決の承認と準拠法選択の関係など、渉外的法律関係を規律する各種手法の比較検討である。この関連で,外国で裁判所による決定がない単なる「状況」の承認とよばれる新たな問題や,人権と国際私法の関係にも関心を有して検討している。     
第2のテーマはより短中期的なもので,国際民事手続法,とりわけ国際裁判管轄について,当事者の意思の役割とその限界の視点から検討している。
第3に,以上の研究テーマを補完するものとして,国際裁判管轄など,国際私法に関する新たな立法などについてわが国の判例学説を整理して解釈論を展開している。

学歴・学位

 
京都大学法学部卒
法学士(京都大学)

職歴

 
京都大学法学部助手
 
同助教授
2006年
京都大学大学院法学研究科教授

主要研究業績

著書

2010年度
  • 潮見佳男=中田邦博=松岡久和編『概説 国際物品売買条約』(法律文化社,2010)(「第1章 CISGの成立 III 最終規定 IV CISGと関連する条約・国際準則」11-19頁を分担執筆)
2011年度
  • 櫻田嘉章=道垣内正人編『注釈国際私法第1巻』(有斐閣,2011)(「権利能力」97-102頁,「6条」同124-138頁,「7条」同179-198頁,「8条」同199-212頁を分担執筆) 
2012年度
  • 櫻田嘉章=道垣内正人編『ロースクール国際私法・国際民事手続法〔第3版〕』(有斐閣、2012)(共著)
2013年度
  • 谷口安平監修、山本克己=中西正編『レクチャー倒産法』(法律文化社,2013)(「第16章 国際倒産処理」271-287頁を分担執筆)
2014年度
  • 中西康=北澤安紀=横溝大=林貴美『国際私法』(有斐閣,2014)(共著)
2015年度
  • 高橋和之ほか編集代表『法律学小辞典』(第5版、有斐閣、2016)(共著。一部項目執筆)

論文

2010年度
  • 「構成国による帰化取消しに対するEU市民権からの制約―Rottmann事件(EU法の最前線第128回)」貿易と関税58巻12号(2010)72-67頁
2011年度
  • 「インターネットによる消費者契約事件の国際裁判管轄(EU法の最前線第142回)」貿易と関税60巻2号(2012)78-72頁 
2012年度
  • 「氏名とEU市民権―貴族の爵位の承認拒絶の正当化と憲法的アイデンティティ(EU法の最前線第153回)」貿易と関税61巻1号(2013)91-86頁 
2013年度
  • 「国際裁判管轄―財産事件」新堂幸司監修,高橋宏志=加藤新太郎編集『実務民事訴訟講座〔第3期〕第6巻―上訴・再審・少額訴訟と国際民事訴訟』(日本評論社,2013)305-341頁所収 
  • 「新しい国際裁判管轄規定に対する総論的評価」『国際私法年報第15号』(信山社,2013)2-28頁
2015年度
  • 「リスボン条約後のEUの黙示的対外権限―ハーグ子奪取条約に関する裁判所意見(EU法判例研究5)」法律時報88巻1号(2016)111-114頁
  • 「準拠法の適用(特集 国際私法を鳥瞰する)」法学教室424号(2016)33-38頁
2016年度
  • 「外国判決を承認する義務?―国際私法に対する人権の影響の一側面」山本克己ほか編『民事手続法の現代的課題と理論的解明』425-445頁(徳田和幸先生古稀祝賀論文集、弘文堂、2017) 
2017年度
  • 「EU競争法違反に基づく損害賠償請求訴訟の国際裁判管轄(EU法判例研究14)」法律時報89巻8号(2017)113-116頁

その他

2010年度
  • 判例評釈:東京地裁平成20年6月11日判決(私法判例リマークス40号(2010)146-149頁 
2011年度
  • 判例評釈:東京地裁平成21年11月17日判決・平成22年度重要判例解説(ジュリスト1420号)(2011)361-363頁 
2012年度
  • 判例評釈:横浜家裁平成3年5月14日審判・国際私法判例百選〔第2版〕(有斐閣,2012)124-125頁 
  • 判例評釈:大阪地裁昭和62年2月27日判決・国際私法判例百選〔第2版〕(有斐閣,2012)160-161頁 
  • 判例評釈:東京高裁平成12年11月28日判決・国際私法判例百選〔第2版〕(有斐閣,2012)202-203頁 
2013年度
  • 紹介「山内惟介著『21世紀国際私法の課題』」国際法外交雑誌112巻2号(2013)301-305頁
  • 判例評釈:東京地裁平成23年10月28日判決・私法判例リマークス47号(2013)142-145頁
2016年度
  • 判例評釈「不貞行為に関連してなされた名誉・信用毀損の準拠法」東京地裁平成26年9月5日判決・平成27年度重要判例解説(ジュリスト1492号)302-303頁(2016)
  • 判例評釈「不法行為に関する訴えに係る外国確定判決の承認要件」最高裁平成26年4月24日判決・民商法雑誌152巻2号137-159頁
  • 判例評釈「ロシア連邦の裁判所への国際裁判管轄の合意の有効性及び専属性」東京地裁平成27年3月27日判決・私法判例リマークス54号(2017)146-149頁

学外での活動

各種学外委員

  • 国際私法学会会員(理事)
  • 国際法学会会員
  • 国際法協会日本支部(International Law Association, Japan Branch)会員
  • 日本EU学会会員
  • 民事訴訟法学会会員
  • 判決プロジェクト研究会(法務省)委員(2016年3月から)

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