教授
森川 輝一
MORIKAWA, Terukazu
LAST UPDATE : 2018.05.31
主要研究テーマ
引き続きハンナ・アーレントの政治思想の研究を進めるとともに、全体主義以後の世界において自由民主主義が唯一正統な理念・体制となったこと、しかしながらその自由民主主義が今日重大な危機を迎えていることの意味を、政治思想史的に探究したいと考えている。
学歴・学位
- 京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学
- 京都大学博士(法学)
職歴
- 2001年4月~2003年3月
- 名城大学法学部講師
- 2003年4月~2011年3月
- 名城大学法学部准教授
- 2011年4月~現在
- 現職
主要研究業績
著書
- 平成22年度(2010年度)
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- 『<始まり>のアーレント――「出生」の思想の誕生』、岩波書店、2010年
論文(平成25年~29年度、共編著含む)
- 平成25年度(2013年度)
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- 「アーレント――政治の終わりと始まり」、小野紀明・川崎修(編)『岩波講座 政治哲学5 理性の両義性』、岩波書店、53-74頁
- 平成26年度(2014年度)
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- 「アーレントのソポクレス解釈――ハイデガーとの対向のなかで」、『法学論叢』176巻5-6号、208-235頁
- 平成27年度(2015年度)
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- 「自然」、古賀啓太(編)『政治概念の歴史的展開・第八巻』、晃洋書房、143-166頁
- 平成28年度(2016年度)
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- 「ハンナ・アーレントと現代民主主義の隘路」、韓国政治思想学会編『政治思想研究』22-2、韓国政治思想学会、123-174頁
- 「幸福の政治をめぐって――政治的なるものの現在」、『社会と倫理』31号、南山大学社会倫理研究所、83-100頁
- 平成29年度(2017年度)
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- 堀田新五郎、森川輝一(編)『講義 政治思想と文学』、ナカニシヤ出版、総頁383(担当部分「メルヴィルを読む――空間と力の政治思想」、237-276頁)
- 「引かれ者の小唄――「大陸系」政治哲学が語ろうとすること、「分析系」政治哲学が語らないこと」、『Νύζ(ニュクス)』4号、堀之内出版、262-275頁
- 「ハイデガーからアーレントへ――ハイゼンベルク「不確定性原理」との対向を手がかりに」、実存思想協会(編)『アーレントと実存思想 実存思想論集XXXII』、理想社、29-55頁
- 「アーレントの「活動」論再考――「評議会」論を手がかりに」、川崎修・萩原能久・出岡直也(編)『アーレントと二〇世紀の経験』、慶應義塾大学出版会、3-28頁
その他
- 平成29年度(2017年度)
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- 「全体主義と個」、『學鐙』114巻4号、丸善出版、2-5頁
- 「(書評)政治の固有性をめぐって」、『人文学報』110号、京都大学人文科学研究所、371-376頁
- 「解題」、福島清紀『寛容とは何か――思想史的考察』、森川・他(編)、工作舎、2018、342-353頁