文字サイズ      

安田 拓人(やすだ たくと)教授

         
専攻 刑法
担当講義刑法第一部(学部)、演習(学部)、刑法総合1・2(法科大学院)など
現在の研究テーマと最近の活動 これまでの研究の中心は、責任能力の本質およびその判断基準を理論的に解明することにあったが、 それについては、学位論文にまとめ、一応の完結をみた。現在は、これを踏まえ、 裁判員制度を視野にいれ、責任能力の具体的な判断枠組みの提示を1つの継続的課題としている。 また、最近では、責任能力論に限らず、より広く責任論に視野を広げ、大阪刑事実務研究会における 共同研究などをふまえた量刑の基礎理論の研究、および、責任能力論の研究を補足するものとして、 心神喪失者等医療観察法に関する法的問題点の検討なども進めており、 すでに幾つかの基礎的な部分に関する研究成果を得ているが、なお未解明の部分が多いテーマであり、 引き続き取り組んでいきたい。
最近5年間(平成18年4月〜平成27年3月)の研究成果 @著書
●平成18年度
・『刑事責任能力の本質とその判断』(弘文堂)
●平成19年度
・伊藤渉ほか『アクチュアル刑法各論』(弘文堂)共著
●平成21年度 
・塩見淳ほか『テキストブック刑法総論』(有斐閣)共著
・成瀬幸典ほか編『判例プラクティス刑法T総論』(信山社)共編著
●平成23年度
・中森喜彦・塩見淳編『ケースブック刑法[第2版]』(有斐閣)分担執筆
・大谷實編『判例講義刑法U各論[第2版]』(悠々社)分担執筆
・成瀬幸典ほか編『判例プラクティス刑法U各論』(信山社)共編著
・大阪刑事実務研究会編『量刑実務大系1〜3巻』(判例タイムズ社)分担執筆
●平成25年度
・只木誠編『刑法演習ノート−刑法を楽しむ21問−』(弘文堂)分担執筆
・佐久間修ほか『Law Practice刑法[第2版]』(商事法務)共著
・高橋則夫編『ブリッジブック・刑法の考え方[第2版]』(信山社)分担執筆
●平成26年度
・井田良ほか『刑法事例演習教材[第2版]』(有斐閣)共著

A 論文
●平成18年度
・「司法に対する罪」法学教室305号71-80頁
・「法定刑の改正動向について―犯罪論の立場から―」刑法雑誌46巻1号86-99頁
●平成19年度
・「医療観察法の解釈・運用に関する問題点と検討」季刊刑事弁護49号112-115頁
・「心神喪失者等医療観察法における医療の必要性と再犯の可能性」三井誠ほか編『鈴木茂嗣先生古稀祝賀論文集[上巻]』(成文堂)629-648頁
・「責任の概念」西田典之ほか編『刑法の争点』(有斐閣)232-233頁
・「代理名義の冒用」西田典之ほか編『刑法の争点』(有斐閣)232-233頁
・「刑法における人間」法律時報80巻1号45-50頁
・「責任主義と刑法39条」司法精神医学3巻1号79-82頁
・「責任能力の法的判断」法と精神医療22号1-13頁
●平成20年度
・「精神の障害に基づく錯誤について」中谷陽二編集代表『精神科医療と法』(弘文堂)45-61頁
●平成21年度
・「責任論」法律時報81巻6号26-32頁
・「『精神の障害』と法律的病気概念」中谷陽二編『責任能力の現在』(金剛出版)25-40頁
・「心神喪失者等医療観察法の対象行為」刑事法ジャーナル19号18-24頁
・「責任能力と自由意思」こころのりんしょうà・la・carte28巻3号495-499頁
●平成22年度
・「犯罪収益の没収・追徴」研修742号3-14頁
・「事後的過剰防衛について」川端博・椎橋隆幸・甲斐克則編『立石二六先生古稀祝賀論文集』243-269頁
・「過剰防衛の判断と侵害終了後の事情」刑法雑誌50巻2号173-184頁
●平成23年度
・「法律判断としての責任能力判断の事実的基礎―精神鑑定に求められるもの」町野朔ほか編『岩井宜子先生古稀祝賀論文集』(尚学社)219〜237頁
・「責任能力の具体的判断枠組みの理論的検討―司法研究『難解な法律概念と裁判員裁判』を素材として」刑法雑誌51巻2号133〜147頁
・「他行為可能性と責任」法学教室371号18〜22頁
●平成24年度
・「ドイツにおける『責任能力鑑定に対するミニマム要求』」法と精神医療27号106〜124頁
・「強盗」法律時報85巻1号39〜41頁
●平成25年度
・安田拓人「裁判員裁判と精神鑑定」研修780号3−14頁
・安田拓人「責任能力論の到達点となお解決されるべき課題について」川端博ほか編『理論刑法学の探究6』(成文堂)1−28頁
・安田拓人「責任能力と精神鑑定をめぐる諸問題」司法研修所論集123号174−203頁
・安田拓人「裁判員裁判と鑑定」井上正仁ほか編『刑事訴訟法の争点』(有斐閣)208−209 頁
●平成26年度
・安田拓人「町野教授の責任能力論について」岩瀬徹ほか編『刑事法・医事法の新たな展開・上巻・町野朔先生古稀記念』(信山社)185−210頁
・安田拓人ほか「故意と責任能力」刑事法ジャーナル41号68−98頁

Bその他
●平成25年度
・安田拓人「予備・陰謀」大塚仁ほか編『大コンメンタール刑法4巻(第43条〜第59条)[第3版]』(青林書院)17−37頁
●平成26年度
・安田拓人「責任能力の認定(判例研究)」山口厚ほか編『刑法判例百選1総論[第7版]』72−73頁
・安田拓人「不動産侵奪罪における『占有』の意義」山口厚ほか編『刑法判例百選2各論[第7版]』74−75頁
・安田拓人「第14章・罰則」山本克己ほか編『新基本法コンメンタール破産法』(日本評論社)626−647頁
自己紹介 1970年三重県生まれ。
津西高等学校卒業、京都大学法学部卒業、同大学院法学研究科修士課程修了、同大学院法学研究科博士後期課程中退、博士(法学:論文提出による)      
金沢大学法学部助教授(1997.5-2001.3)     
大阪大学大学院法学研究科助教授(2001.4-2007.3)
マックス・プランク外国・国際刑事法研究所客員(2003.7-2004.8:文部科学省在外研究員)
大阪大学大学院法学研究科准教授(2007.4-2008.3)
現職(2008.4-)