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山本 敬三(やまもと けいぞう)教授

現在の研究テーマと最近の活動   この数年来の研究テーマは「法体系における私法の役割」であり、憲法をベースとした法体系の構造把握を手がかりとして、公法と私法の関係、ならびに契約法と不法行為法の再構成をこころみている。具体的には、まず総論として、憲法の私人間適用論を題材にしながら、「憲法システムにおける私法の役割」を明らかにするとともに、私法関係において基本権が侵害されている場合の救済法理について検討を進めている。また、そのような検討から得られた契約規制に関する知見をもとにして、消費者契約法をはじめとした各論的な検討を進め、さらに民法の改正に向けた立法提案も行っている。  
 以上の研究活動の成果をふまえながら、民法全体の教科書を作成することを目指して、 民法総則および契約法に関する教科書を発表している。
最近5年間(平成20年4月〜平成28年3月)の研究成果 @著書
●平成20年度
・松岡久和=潮見佳男=山本敬三『民法総合・事例演習[第2版]』(有斐閣、2009年)(全241頁)
●平成21年度
・新井誠=山本敬三編『ドイツ法の継受と現代日本法―ゲルハルド・リース教授退官記念論文集』(日本評論社)(全607頁)
●平成23年度
・山本敬三『民法講義T総則〔第3版〕』(有斐閣)(全653頁)
●平成24年度
・山本敬三〔解旦訳〕『民法講義T総則〔第3版〕』(北京大学出版社(中華人民共和国))(全428頁)
●平成25年度
・クリスティアン・フォン・バール他編(窪田充見=潮見佳男=中田邦博=松岡久和=山本敬三=吉永一行監訳) 『ヨーロッパ私法の原則・定義・モデル準則―共通参照枠草案(DCFR)』(法律文化社、2013年)(全498頁)
●平成28年度
・山本敬三『契約法の現代化T―契約規制の現代化』(商事法務、2016年)(全425頁)

A 論文
●平成20年度
・山本敬三「基本権の保護と不法行為法の役割」民法研究5号(2008年)77〜140頁
・山本敬三「憲法・民法関係論の展開とその意義―民法学の資格から(1)(2)」法学セミナー646号(2008年)17〜22頁・647号(2008年)44〜48頁
●平成21年度
・山本敬三「保証契約の適正化と契約規制の法理」新井誠=山本敬三編『ドイツ法の継受と現代日本法―ゲルハルド・リース教授退官記念論文集』(日本評論社、2009年)397-451頁
・山本敬三「契約規制の法理と民法の現代化(1)(2)」民商法雑誌141巻1号(2009年)1〜44頁・2号(2009年)1〜46頁
・山本敬三「基本権の保護と契約規制の法理―現況と課題」早稲田大学比較法研究所『比較法と法律学―新世紀を展望して』(早稲田大学比較法研究所、2010年)96-138頁
●平成22年度
・山本敬三「憲法・民法関係論の展開とその意義−民法学の視角から」新世代法政策学研究5号(北海道大学グローバルCOEプログラム、2010年)1〜29頁
・山本敬三「民法の現代化と労働契約法」日本労働学会誌115号(2010年)56〜73頁
・Keizo Yamamoto, Vertragsrecht, in: Harald Baum/ Moritz Bärz, Handbuch Japanisches Handels- und Wirtschaftsrecht, Carl Heymanns Verlag,2011, SS.461-520
・山本敬三「基本権利的保護与私法的作用」[劉涛訳]交大法学1巻(中華人民共和国・上海交通大学紀要、2011年)197〜210頁
・山本敬三「基本法による権利の保障と不法行為法の再構成」季刊企業と法創造7巻3号(早稲田大学グローバルCOE、2011年)70〜89頁
●平成23年度
・山本敬三「債務不履行責任における『帰責事由』」法学セミナー679号(2011年)10〜15頁
・山本敬三「民法改正と錯誤法の見直し―自律保障型規制とその現代化」法曹時報63巻10号(2011年)1〜71頁
●平成24年度
・Keizo Yamamoto, Nullity of Contracts (juristic Acts) due to a Violation of Mandatory Public Law Provisions, in: Moritz Bärz/ Marc Dernauer/ Christopher Heath/ Anja Petersen-Padberg, Business Law in Japan - Cases and Coments, Kluwer Law International, 2012, pp.5-16 Keizo Yamamoto and Tomohiro Yoshimasa, in: Ken Oliphant/ Gerhard Wagner (eds.), Employer's Liability and Workers' Compensation, De Gruyter, 2012, pp.333-350
・山本敬三「日本における債務不履行法の変遷と課題−ドイツ法との対比から」松本恒雄先生還暦記念『民事法の現代的課題』(商事法務、2012年)405-421頁
・山本敬三「第三者への事務処理の委託―信託法改正の意義と民法改正の課題」ジュリスト1450号(2013年)52-59頁
・山本敬三「消費者契約法の改正と締結過程の規制の見直し―誤認による取消しの現況と課題」平野仁彦=亀本洋=川濱昇編『現代法の変容』(有斐閣、2013年)313-370頁
●平成25年度
・山本敬三「民法の改正と民法典の体系」田原睦夫先生古稀・最高裁判事退官記念論文集『現代民事法の実務と理論』(金融財政研究会、2013年)1-45頁
・山本敬三「契約の解釈と民法改正の課題」石川正先生古稀記念論文集『経済社会と法の役割』(商事法務、2013年)701-759頁
・Keizo Yamamoto, Die Entwicklung des Leistungsstörungsrechts seit 1900 – die japanischen Erfahrungen, Zeitschrift für Japanisches Recht Sonderheft Bd.7, 2013, SS.53-66
・山本敬三「消費者契約法における締結過程の規制に関する現況と立法課題―不実告知・不利益事実の不告知・断定的判断の提供・情報提供義務を中心として」河上正二編著『消費者契約法改正への論点整理』(信山社、2013年)371-398頁
・Keizo Yamamoto, Rechtsvergleichende Untersuchung des japanischen und deutschen Leistungsstörungsrechts, Yu-Cheol Shin (Hrsg.), Rezeption europäischer Rechte in Ostasien, Bobmunsa (Korea), 2013, SS.105-120
・山本敬三「差別表現・憎悪表現の禁止と民事救済の可能性」国際人権24号(2013年977-80頁
・山本敬三「法律行為通則に関する改正の現況と課題」法律時報86巻1号(2014年)11-21頁
●平成26年度
・山本敬三「「動機の錯誤」に関する判例の状況と民法改正の方向(上)(下)」NBL1024号(2014年)15〜28頁・1025号(2014年)37〜46頁
・Keizo Yamamoto, Grundfragen des Schadenersatzrechts aus japanischer Sicht, Helmut Koziol(Hrsg.), Grundfragen des Schadenersatzrechts aus rechtsvergleichender Sicht, Jan Sramek Verlag, Wien, 2014, S.575-749
●平成27年度
・山本敬三「民法の改正と意思能力の明文化−その意義と残された課題」水野紀子=窪田充見編『財産管理の理論と実務』(日本加除出版、2015年)23-61頁
・Keizo Yamamoto, Basic Questions of Tort Law from a Japanese Perspective, Helmut Koziol(ed.), Basic Qeustions of Tort Law from a Comparative Perspective, Jan Sramek Verlag, Wien, 2015, pp515-681
・Keizo Yamamoto, Rechtsverständnis und Rechtsvergleichung - Die Erfahrungen der Rechtswissenschaft und Rechtspraxis in Japan, Stefan Grundmann/ Jan Thiessen (Hrsg.), Recht und Sozialtheorie - Law in the Context of Disciplines, Mohr Siebeck, Tübingen, 2014, S.85-103
・山本敬三「不法行為法における『権利又は法律上保護される利益』の侵害要件の立法的課題」NBL1056号(2015年)17-29頁
・山本敬三「『法の継受』の可能性と課題―日本法の経験から」高翔龍ほか編『日本民法学の新たな時代』(有斐閣、2015年)51-75頁
・山本敬三「不法行為法における『権利又は法律上保護される利益』の侵害要件の現況と立法的課題」現代不法行為法研究会編 『不法行為法の立法的課題〔別冊NBL155号〕』(商事法務、2015年)97-116頁
・山本敬三「民法改正と要件事実―危険負担と解除を手がかりとして」自由と正義67巻1号(2016年)33-47頁
・山本敬三「売主の『担保責任』に関する日本民法の改正」法学論叢(韓国全南大学校)36巻1号(2016年)199-220頁
●平成28年度
・山本敬三「契約責任法の改正―民法改正法案の概要とその趣旨」法曹時報68巻5号(2016年)1-42頁
・山本敬三「2016年消費者契約法改正の概要と課題」法律時報88巻12号(2019年)4-15頁
・山本敬三「民法の改正と不当利得法の見直し」法学論叢180巻5=6号(2017年)247−340頁