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寺田 浩明(てらだ ひろあき)教授

現在の研究テーマと最近の活動 この十年来のテーマである西洋法伝統と東洋法伝統の対比については、判決の正当化の方式をめぐる「ルール型の法」と「非ルール型の法」の対比、 及び裁判における実定法の役割をめぐる「基礎付け」と「事例参照」の対比という概念整理を通じて、前期までで大凡の見通しがついた。現在はその成果を基に、 東西の伝統法と「近代法」との関係について集中的な考察を進めており、その成果の一部を学会報告「非ルール型法論と近代法論──議論の次元の整理」 (北海道大学、2013年9月7日)、「明清法研究における法の概念について」(香港中文大学、2014年9月5日)などを通じて提示しつつある。
最近5年間(平成22年4月〜平成27年3月)の研究成果 @著書
●平成24年度
・寺田浩明著、王亜新等译 『权利与冤抑:寺田浩明中国法史论集』 清华大学出版社(北京)、2012年7月。全449頁。

A論文
●平成22年度
・寺田浩明「中国伝統法における法解釈のあり方」(『社会体制と法』11号、「社会体制と法」研究会、2〜16頁、2010年5月)
・寺田浩明(阮雲星訳)「拥挤列车模式:明清时期的社会认识和秩序建构」(『清華法学』第四巻(総第22期)2010年第6号、166〜74頁、2011年1月、)
・寺田浩明「自理と上申の間―清代州県レベルにおける命案処理の実態」(夫馬進編『中国訴訟社会史の研究』京都大学学術出版会、427〜477頁、2011年3月)
●平成24年度
・「裁判制度における「基礎付け」と「事例参照」─伝統中国法を手掛かりとして」(『法学論叢』第172巻第4・5・6号、46〜79頁、2013年3月)
●平成25年度
・寺田浩明(宋軍訳)「合意与斉心之間」(森正夫・濱島敦俊他編、周紹泉・栾成顕等訳『明清時代史的基本問題』商務印書館、387〜399頁、2013年8月)。
・寺田浩明「非ルール型法論と近代法論──議論の次元の整理」(北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センター『ACADEMIA JURIS BOOKLET 2013』No.33、4〜39頁、2014年1月)。
●平成26年度
・寺田浩明(魏敏訳)「審判制度中的“依据”和“案例参考”──以伝統中国法為線索」(周東平・朱騰主編『法制史訳評(2013年巻)』中国政法大学出版社、138〜161頁、2014年11月)。
・寺田浩明(張登凱訳)「自理與解審之間──清代州縣層級中的命案處理實況」(中國法制史学会・中央研究院歴史語言研究所主編『法制史研究』第26期、中國法制史学會會刊、71〜110頁、2015年3月)。