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鈴木 基史(すずき もとし)教授

現在の研究テーマと最近の活動 近年の個人研究は、次の2つのテーマを中心に展開されている。 第一のテーマは、日本学術振興会科学研究費補助金基盤(B)「国際ガバナンスの提携形成と制度設計の政治経済分析」(代表:鈴木基史)に関わるものであり、 国際ガバナンス体系に内在するふたつの問題―@どの国がその規範体系に参加するのかという「提携形成」の問題、 A参加国の間でどのような義務と権利を構築・配分するのかという「制度設計」の問題―を解明することを目指す。 具体的には、貿易、通貨、金融、環境などの政策レジームにおいて、相互に連関する提携形成と制度設計の問題の実相を、 政治経済学的手法を通じて詳細に分析し、効果的なガバナンスの実践に必要な政治・制度条件を解明する。 第二のテーマは、第一のテーマの関連で、グローバル化の渦中におかれている日本が直面している国際経済レジームの受容・履行という問題を、 政治・行政・社会という文脈で分析するものであり、その成果は「Globalizing Japan: The Politics of Adjustment to Global Policy Regimes」と題する 英語の著書にまとめる予定である。
最近の主な業績 【論文】
・鈴木基史「国際ガバナンスの本質と変容−経済危機を越えて」『レヴァイアサン』50号、2012 年、8-35頁
・鈴木基史「地球温暖化防止ガバナンスの挫折」『法学論叢』170巻第4・5・6号、2012年、262-296頁。
・鈴木基史「現代政治経済学の課題と変容」『経済セミナー』661号、2011年8・9月号、24−29頁。
・鈴木基史「仲間づくりの国際政治学―G20」『学術の動向』6月号、2011年、60‐66頁。
・Motoshi Suzuki, “The Politics of Coordination and Miscoordination in the United States Japan Alliance.” International Relations of the Asia-Pacific 10:3 (September 2010), pp. 291-314.
・鈴木基史「規範の変化をどのように説明するか」『国際政治』155 号、2009年、1-18 頁。
・鈴木基史「戦略的思考法―北東アジアにおける日本の制度戦略」日本国際政治学会編『日本の国際政治学』有斐閣、2009年、187−208頁。
・鈴木基史「民主主義国家と権威主義国家の政策協調と国際制度―公共財理論の視点から」吉田和男・井堀利宏・瀬島誠編著『地球秩序のシミュレーション分析』日本評論社、2009年、41−52頁。
【著書】
・鈴木基史・岡田章編著『国際紛争と協調のゲーム』有斐閣、2013年。