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酒巻 匡(さかまき ただし)教授

現在の研究テーマと最近の活動 刑事手続法の理論的分析と運用上の諸問題。この数年間、司法制度改革、 とくに裁判員制度の設計・導入とこれに伴う刑事公判手続の充実・迅速化に係る法整備に直接関与する機会を得た。 その過程で、従前の刑事手続法学において当然の前提とされていた基本原理や手続運用の在り方について再考し新たな理論的枠組や運用上の工夫を創出する必要性を痛感し、 若干の具体的提言を行った。また、平成16年度から、刑事手続法の体系的解釈論を展開する雑誌連載に着手し、平成17年度内に連載を完結した。 この連載執筆に際しては、法曹養成専攻(法科大学院)における双方向授業の場で接した優れた学生諸君の応答に大いに啓発された。 平成22年度からは、刑事手続法の教科書とすることを予定した雑誌連載を開始し、継続中である。 平成20年度以降現在まで刑事実務家(裁判官・検察官・弁護士・司法研修所等)と協働して裁判員制度の運用に係る共同研究を行うほか、 最高裁判所及び法務省の検討会議において制度施行状況を評価分析する作業に従事している。
最近5年間(平成22年4月〜平成27年3月)の研究成果 @ 著書
●平成22年度
・『入門刑事手続法(第5版)』共著(平成22年5月、有斐閣)
●平成25年度
・『現代の裁判(第6版)』共著(平成25年6月、有斐閣)
・『ケースブック刑事訴訟法(第4版)』共著(平成25年10月、有斐閣)
・『刑事訴訟法の争点』共編著(平成25年12月、有斐閣)
・『入門刑事手続法(第6版)』共著(平成26年3月、有斐閣)

A 論文
●平成22年度
・「連載・刑事手続法を学ぶ(1)-(9)」法学教室355号〜366号(平成22年4月〜平成23年3月)
●平成23年度
・「連載・刑事手続法を学ぶ(10)-(17)」法学教室368号〜378号(平成23年5月〜平成24年3月)
・「改正刑事訴訟法における証拠開示の制度趣旨と理論的基礎」日弁連研修叢書・現代法律実務の諸問題(平成23年8月)所収
・「裁判員制度における量刑の意義」三井誠先生古稀祝賀論文集(平成24年1月)所収
●平成24年度
・「連載・刑事手続法を学ぶ(18)-(23)」法学教室380号〜389号(平成24年5月〜平成25年2月)
●平成25年度
・「連載・刑事手続法を学ぶ(24)-(26完)」法学教室391号〜394号(平成25年4月〜平成25年7月)
・「刑事訴訟法理論の現代的意義」刑事訴訟法の争点(平成25年12月)所収
・「裁判員制度と上訴審のありかた」刑事訴訟法の争点(平成25年12月)所収
・「少年法改正の動向と実務への期待」家庭裁判月報65巻8号(平成26年3月)
・「被害者氏名の秘匿と罪となるべき事実の特定」刑事法・医事法の新たな展開下巻(平成26年3月)所収