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酒井 啓亘(さかい ひろのぶ)教授

現在の研究テーマと最近の活動  国連の平和維持活動(PKO)の変容を確認するための事例研究を行いつつ、地域的機関の平和維持機能の実施状況や国連と地域的機関との関係、国連PKOや多国籍軍の活動への一般国際法規則の適用問題などを視野に入れ、国連平和維持機能を包括的に評価する作業を行っている。
 また研究会や共同プロジェクトにおける国際司法裁判所の判例研究を通じて、国際裁判の手続的制度的展開とその法的意義のほか、国際判例を通じた国際法の実体法上の発展・法形成などにも注目し考察を行っている。
最近5年間(平成24年4月〜平成29年3月)の研究成果 @著書
●平成25年度
・『国際法基本判例50[第2版]』(三省堂)(杉原高嶺との共編)
●平成26年度
・『国際裁判と現代国際法の展開』(三省堂)(浅田正彦、加藤信行との共編)
●平成27年度
・“L’être situé,” Effectiveness and Purposes of International Law, Essays in Honour of Professor Ryuichi Ida, Brill(edited with Shotaro Hamamoto & Akiho Shibata)

A論文
●平成24年度
・“La bonne administration de la justice in the Incidental Proceedings of the International Court of Justice,” Japanese Yearbook of International Law, Vol.55, pp.110-133
・「国際再生可能エネルギー機関(IRENA)について」坂元茂樹・薬師寺公夫編集代表『芹田健太郎先生古稀記念 普遍的国際社会への法の挑戦』(信山社)657-689頁
●平成25年度
・「国際裁判による領域紛争の解決−最近の国際司法裁判所の判例の動向」『国際問題』No.624、5-19頁
・「国際司法裁判所による裁判手続の規律」『自由と正義』第64巻12号45-54頁
●平成26年度
・「国際司法裁判所における「適切な裁判運営」概念―付随手続での機能を手がかりとして―」浅田正彦・加藤信行・酒井啓亘編『国際裁判と現代国際法の展開』(三省堂)57-93頁
・「原子力安全とピア・レビュー制度」『原子力安全に係る国際取決めと国内実施―平成22〜24年度エネルギー関係国際取決めの国内実施方式検討班報告書―』(日本エネルギー法研究所)31-57頁
●平成27年度
・「国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)と日本」柳井俊二・村瀬信也編『国際法の実践 小松一郎大使追悼』(信山社)25-43頁
・“New Relationship between the United Nations and Regional Organizations in Peace and Security: A Case of the African Union,” in S.Hamamoto, H.Sakai & A.Shibata (eds.), “L’être situé”, Effectiveness and Purposes of International Law, Essays in Honour of Professor Ryuichi Ida, Brill, pp.165-189.
●平成28年度
・“After the Whaling in the Antarctic Judgment: Its Lessons and Prospects from a Japanese Perspective,” M.Fitzmaurice & D.Tamada (eds.), Whaling in the Antarctic: Significance and Implications of the ICJ Judgment, Brill, pp.308-345
・「国連平和活動と日本の国際平和協力の今後―「9条−PKO活動原則体制」の下での課題―」『国際問題』No.654、17-28頁
・「国連海洋法条約における大陸棚限界委員会(CLCS)の役割と機能―国際捕鯨委員会科学委員会(IWC-SC)との比較の観点から―」松井芳郎・富岡仁・坂元茂樹・薬師寺公夫・桐山孝信・西村智朗編『21世紀の国際法と海洋法の課題』(東信堂)376-397頁