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中西 康(なかにし やすし)教授

現在の研究テーマと最近の活動  最近の研究テーマは第1に,EU法におけるEU市民権や、欧州人権条約における家族生活の尊重を受ける権利などが国際私法に及ぼす影響である。 この関連で,外国で裁判所による決定がない単なる「状況」の承認とよばれる新たな問題にも関心を有するとともに、人権と国際私法の関係について包括的に検討している。
 以上の研究テーマを補完するものとして,国際裁判管轄など,国際私法に関する新たな立法などについてわが国の判例学説を整理して解釈論を展開している。 これについては上記の成果を取り入れた教科書(共著)を2014年に刊行した。
最近5年間(平成22月年4月〜平成27年3月)の研究成果 @著書
●平成22年度
・潮見佳男=中田邦博=松岡久和編『概説 国際物品売買条約』(法律文化社,2010)(「第1章 CISGの成立 III 最終規定 IV CISGと関連する条約・国際準則」11-19頁を分担執筆)
●平成23年度
・櫻田嘉章=道垣内正人編『注釈国際私法第1巻』(有斐閣,2011)(「権利能力」97-102頁,「6条」同124-138頁,「7条」同179-198頁,「8条」同199-212頁を分担執筆)
●平成24年度
・櫻田嘉章=道垣内正人編『ロースクール国際私法・国際民事手続法〔第3版〕』(有斐閣、2012)(共著)
●平成25年度
・谷口安平監修、山本克己=中西正編『レクチャー倒産法』(法律文化社,2013)(「第16章 国際倒産処理」271-287頁を分担執筆)
●平成26年度
・中西康=北澤安紀=横溝大=林貴美『国際私法』(有斐閣,2014)(共著)

A論文
●平成22年度
・「構成国による帰化取消しに対するEU市民権からの制約―Rottmann事件(EU法の最前線第128回)」貿易と関税58巻12号(2010)72-67頁
●平成23年度
・「インターネットによる消費者契約事件の国際裁判管轄(EU法の最前線第142回)」貿易と関税60巻2号(2012)78-72頁
●平成24年度
・「氏名とEU市民権―貴族の爵位の承認拒絶の正当化と憲法的アイデンティティ(EU法の最前線第153回)」貿易と関税61巻1号(2013)91-86頁
●平成25年度
・「国際裁判管轄―財産事件」新堂幸司監修,高橋宏志=加藤新太郎編集『実務民事訴訟講座〔第3期〕第6巻―上訴・再審・少額訴訟と国際民事訴訟』(日本評論社,2013)305-341頁所収
・「新しい国際裁判管轄規定に対する総論的評価」『国際私法年報第15号』(信山社,2013)2-28頁
自己紹介 1968年10月20日三重県生まれ
1987年3月三重県立津高校卒業
1987年4月京都大学法学部入学
1991年3月京都大学法学部卒業
1991年4月京都大学法学部助手
1994年4月京都大学大学院法学研究科助教授
1998年9月から2000年9月までパリ第2大学で在外研究
2006年4月京都大学大学院法学研究科教授