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橋本 佳幸(はしもと よしゆき)教授

現在の研究テーマと最近の活動 不法行為法を対象に、責任原因および保護法益の二面から研究を行っている。責任原因面からの研究は、 加害構造に相応した独自の責任類型の構築という基本構想を、特徴的な場面に即して具体的に展開するものであり、 加害構造の類型ごとに独自の責任要件・責任構造を備えた責任類型が並び立つという不法行為法の多元的構造を描き出すことを狙っている。 次に、保護法益面からの研究は、被侵害法益ないし法益侵害の内実の吟味を通じて、法益・侵害の特性に相応した責任判断および法益保護の構造を探究するものである。
この5年間では、無過失責任・中間責任のあるべき妥当領域の問題と総体財産の減少といわれる場面に関する責任判断のあり方の問題を、具体的素材として取り上げた。
さらに、最近では、テキストの執筆作業を通じて、不法行為法における責任判断の構造について全体を俯瞰する機会を得た。
最近5年間(平成22年4月〜平成27年3月)の研究成果 @著書
●平成23年度
・橋本佳幸・大久保邦彦・小池泰『民法X 事務管理・不当利得・不法行為〔LEGAL QUEST〕』(有斐閣)

A 論文
●平成24年度
・「信託における不法行為責任」信託研究奨励金論集33号40頁