京都大学大学院法学研究科・法学部
 

  法学部卒業生からのメッセージ

大山 一也 (1988年卒業)
   三井住友信託銀行株式会社 理事 本店営業第四部長



  【職 歴】
  1988年 住友信託銀行株式会社入社 京都支店配属
  1993年 本店営業第二部
  1997年 管理部
  1999年 企画部
  2006年 企画部次長
  2008年 企画部副部長
  2009年 企画部統合推進部副部長
  2012年 三井住友信託銀行株式会社 経営企画部長
  2013年 理事 本店営業第四部長

【メッセージ】
 「レプワラって何だ?」。90年代終わりに企画部に赴任して、M&Aの契約交渉に携わった時の最初の戸惑いでした。 日本の金融機関が不良債権処理に喘ぐ中、海外の買収ファンドが日本に上陸し、欧米のM&A 契約実務が日本に移植されはじめた当時のことです。
 「Representations and Warranties(表明・保証)」「Covenants(誓約)」―当時はなじみの薄かった概念も、シンジケートローンやプロジェクトファイナンス等の融資形態が 一般的になってきた現在では、営業の現場でも日常的に使用されるようになりました。
 企業法務と言えば、法務部による訴訟対応等の「臨床法務」が中心であった時代は昔日のものとなり、リスクマネジメントとしての「予防法務」「戦略法務」の重要性が増すにつれ、 あらゆる部署で様々な合意事項が契約書に落とされていきます。もはや、「リーガル・マインド」はビジネスマンに求められる基礎的スキルだといっても過言ではない状況です。
 グローバル化が一層進展し、社会の多様化が進むほど、古代ローマ法以来の人類の叡智である「リーガル・マインド」は、いわば「社会の共通語」として ますます重要になってくるでしょう。
 京都大学法学部の皆さんには、自由な校風の中で培った幅広い「リベラルアーツ」を糧に、クリエイティブな「リーガル・マインド」を発揮し、 ビジネスの現場でご活躍頂くことを期待しています。