京都大学大学院法学研究科・法学部
 

  法学部卒業生からのメッセージ

長尾 拓 (2003年卒業)
   株式会社三井住友銀行 企業調査部(大阪)部長代理




    【職 歴】
  2003年   株式会社三井住友銀行入行 十三支店配属
  2004年   十三法人営業部
  2006年   東大阪法人営業部
  2007年   企業調査部(大阪)部長代理

【メッセージ】
 私が銀行員として働くベースとなっている経験は、中小企業に対する営業をしていた頃にありました。アドバイスのつもりで何気なく言った私の言葉に対して お客さまの表情が豹変し、「経営者は命をかけて自分の会社を経営している。あなたにそれがわかっているのか」と厳しくお叱りを受けたのです。
 様々な考え方を持ち、数々の修羅場をくぐり抜けてこられた経験を持つ経営者の方々と直接話ができることが銀行員の醍醐味の一つですが、その一方で、従業員とその家族の生活を背負っている経営者と一緒に企業の成長に向けて真剣に取り組む責任があることを痛感した出来事でした。
 現在、私が所属する企業調査部では、経営者の方々との面談や財務内容の分析、側面情報の収集などを通じて、その企業の実態や戦略の方向性、或いは銀行が貸出をする際の注意点などに関するレポートを作成しています。私たちが作成するレポートが、その企業に対する銀行のスタンスを左右することも多いため、「その企業が成長していくためのお手伝いができるかどうかは私たちの仕事にかかっている」という覚悟を持って、日々仕事に取り組んでいます。
 三井住友銀行だけをみても、多くの京都大学法学部の先輩、同級生、後輩が、営業、ディーリング、企画など幅広い分野で使命感を持って活躍していますので、ほかの企業も含めると、進む道は多種多様だと思います。京都大学は国内でもトップクラスの高等教育機関であり、ここで出会う教授や同年代の仲間は、皆さんにとってかけがえのないものとなるでしょう。京都大学での学生生活の中で、あらゆる分野でトップを走り続ける教授と真剣に議論し、多様なバックグラウンドを持つ仲間と切磋琢磨することで、知的好奇心や柔軟な発想を養い、チャンスを自ら作り出してほしいと願っています。